『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』みうらじゅん リリーフランキー対談

みうらじゅんリリーフランキーの対談本である。

面白い。

2人は仲がよいらしく、リリーはみうらじゅんの実家まで遊びに行ったことがあるようで、みうらじゅんの母親のことまでよく知っているというエピソードもあった。

そのため、2人の対談はスムーズである。

 

気になった文章を抜粋してみよう。

みうら:「しかも偉人って、小学校のときに知ったような偉い人だから、人間的にも偉い人だとずっと思ってきたけど、だいたいダメな人じゃないですか。そういう意味ではなれる可能性はあるんですよね。とことん破綻すればいいんだもん」

 

だいたい偉人というのは、困ったものである。

この文章を読んで、あらためて、そう思った。

そう気づいたのは最近であるが、いろいろ本を読んでもそう書いてある。

アインシュタイン、レオナルドダヴィンチ、エジソンなど、皆、困った人々であり、その困った分だけ、立派なことを成し遂げたと言える。

ある意味、世間的にダメな人たちが、世界を進化させてきたとも言える。

それを覚悟することも重要なことだろう。 

 

 

リリー:「チンポがでかいといっても知れていますよね。20センチ単位で違うやつって見たことないし。でも、おっぱいって、それくらいの単位で違うから。女の人の精神力がすごいのは、おっぱいのAカップ、Gカップの違いって数字的にもメチャクチャ違うのにそれを受け入れていることじゃないですか。チンポであんなに違ったら、男は生き方がまったく変わりますよね。Aとして生きていく、Gとして・・・って」

 

加えて、世界にはチンポを大きく見せる文化がああるが、日本には男のチンポを大きく見せる文化がない、という意味のことが書いてあった。

 

リリーのエッセイを読むと、チンポの大きさについてよく書かれている。

確かに、チンポの大きさと おっぱいの大きさは ある意味、共通点があるのかもしれない。

女性のシンボルたる、おっぱい が、胸という位置にあって、そのサイズに大きな差があるのは、考えてみると相当なことである。

だが、男である自分には、そのことに思い至らなかった。

人の身にはなれないということである。

胸の小さな女の人は、おっぱいの大きな女の人に嫉妬することがあるのかもしれない。

 

テレビでも、アンガールズのタナカのチンポが大きいことが言われていて、彼はどんなにバカにされても自信がある、という話を聞いたことがあるが、実際そうなのかもしれないと思わせるところもある。

意外とそういうものなのかと考えさせられる。