『レコードと暮らし』田口史人著がなんだかへんで面白い
先日、北村早樹子の活動をしらべていたところ、
高円寺円盤というレコード店にいきあたった。
店主は、田口史人 たぐちふみひと 1967年生まれ。
この店で、北村早樹子などが年末にコンサートをやるという情報があったのだ。
不思議な店だとおもって、田口氏について調べると、著作がある。
『レコードと暮らし』田口史人著 出版社は夏葉社。
それにレコードをかけながらお話しをする「レコード寄席」なる出張トークショーをやっているらしい。
ぜひ、聞きたいものだ。
この本を見てみると、
いろいろなソノシート、レコードがいっぱいのっている。
学校活動の記録用レコードから、文豪のレコード、会社のレコードなどあらゆるレコードが掲載されている。
面白いと思ったのが以下のレコード。
●谷崎潤一郎が吹き込んだ『瘋癲老人日記』 NHKで録音したものらしい。音楽は武満徹。音楽と一体となった見事な作品らしい。
●『物語のようにふるさとは遠い』富岡多恵子
背筋が凍る一品と評されている。
怖いけど聞きたい。
●『日本現代詩大系』というレコードもあって、ポエトリーリーディングが収録されている。
●『小野田元少尉還る』というレコードはヒットしたらしい。
●『都電荒川線新装記念乗車券』 1978年1月1日発行。
これはソノシートで、円盤の周囲が切符になっている。
三遊亭圓右が荒川線沿線を紹介した声が入っているとのこと。
結構、出回っているらしいので、ぜひ購入したい一品である。