中国の一人っ子政策はどんな影響があるのか? NHKのオイコノミアが示唆する事実とは・・・
NHKの番組、オイコノミア の
「特性を生かそう! 兄弟姉妹の経済学」
をみました。
兄弟姉妹の存在によって、人間はある程度の影響を受ける。
弟がいる女性は、男性的になる。
姉がいる男性は、競争ごとが嫌いになる。
男性兄弟だと、競争的になる。
といろいろな実験結果があるとのこと。
まあ、一概には言えないが、そういう傾向があるだろう。
その中で、一人っ子についても話があった。
興味深いのは中国の一人っ子政策。
1979年から2015年まで導入された厳格な人口抑制策で、夫婦には1人までしか子供を産むことを認めなかった。
考えてみると、すごい政策である。
この中国における一人っ子についての調査が番組で紹介してあった。
どうも、人への信頼が薄いという結論のようである。
そうすると、中国人の数億人が、人への信頼が薄いとなると、ちょっと怖い感じがする。
話に聞いたところでは、
一人っ子ということで、親の面倒を見られないケースが多い。
そのため、1人暮らしの老人が増えているそうだ。
介護の問題もあり、コミュニケーションの問題もある。
これは意外と深刻な問題なのかもしれない。
でも、中国の人口は増え続けている。
一人っ子政策であるにもかかわらずである。
1980年には9億8千万人。
2016年には13億7千万人。
予想では
2030年には14億1千万人。
それ以降は減り続けるようです。
2100年には10億人とのこと。
ちょっと安心?!
ちなみに中川家が出演していて、面白い話があった。
中川家は、剛(つよし)と礼二(れいじ)という兄弟です。
兄の剛は小さいほうで、礼二は電車好き。
小さい頃、礼二は駅名を覚え続けていたらしい。
それを見た父親は、兄の剛に、「一緒に駅名を覚えてやれ」と言ったらしい。
剛は、礼二が言い続ける駅名をチェックしてやったらしい。
普通の親なら「そんなことやめて勉強しろ」というところを、一緒にやってやれ、といった父親は面白い人である。
その結果、現在の中川家があると思うと、何が役に立つかわからないものだということもある。