優先席がここまで必要なのかと思う今日この頃。

f:id:kaerukaeru4321:20170917155249j:plain

近くのJR駅のホームにある待合室をみたら、

なんと、椅子に優先席のシールが貼られていた。

電車の椅子に優先席があるのも、

なんだかと思ったが、

待合室にもできたかと思うと感慨が深い。

我々は、ここまで言われないと優しくできないのか?

というか、

このシールの意味するところは

「優しくする気はあるんでしょうが、なかなか勇気がでないでしょうから、シールを貼っておくから、もし、ここに座っている人がいたら優しくしてね」

ということなのだろうか。

 

きっとこれが貼られたということは、

そういう状況があったということなのだろうか?

不思議である。

もしかしたら、この優先席シールが大量に余っているのではないか?とも考えられる。

 

たとえば、JRの上司の野村が部下の齊藤にこんなセリフを言う。

「齊藤君、優先席のシールを刷り過ぎちゃったんだよ。余って困っているから、なんとかしてくれないか?」

「ええ、刷りすぎなんですか?。うーーん困っちゃったなあ。電車の中の優先席を増やせばいいんじゃないですか?」

「いやあ、車輌の半分が優先席じゃ、なんか具合が悪いだろう」

「そうですか。高齢化の時代だからいいんじゃないですか」

「それほどじゃないよ。違う方法を考えてくれよ」

「いいアイデアがありました。駅のホームの椅子に貼りましょう。ときどき、若い奴がふんぞり返ってますからね。あれはいけません」

「おお、なるほど。それいいじゃないか、齊藤君。ぜひ、それでやってくれ」

「わかりました。すぐにやります」

てな感じですか。

 

ううーん。

もう、優先席やめたら、と言いたいが、きっと増えるばかりなんだろう 。

 

それから、最近は駅のホームに警備員がいるようになった。

あれは、国の雇用対策の一環なのだろうか。

一億総活躍社会というのは、どうも一億、警備員社会のような気がしないでもない。