優先席がここまで必要なのかと思う今日この頃。
近くのJR駅のホームにある待合室をみたら、
なんと、椅子に優先席のシールが貼られていた。
電車の椅子に優先席があるのも、
なんだかと思ったが、
待合室にもできたかと思うと感慨が深い。
我々は、ここまで言われないと優しくできないのか?
というか、
このシールの意味するところは
「優しくする気はあるんでしょうが、なかなか勇気がでないでしょうから、シールを貼っておくから、もし、ここに座っている人がいたら優しくしてね」
ということなのだろうか。
きっとこれが貼られたということは、
そういう状況があったということなのだろうか?
不思議である。
もしかしたら、この優先席シールが大量に余っているのではないか?とも考えられる。
たとえば、JRの上司の野村が部下の齊藤にこんなセリフを言う。
「齊藤君、優先席のシールを刷り過ぎちゃったんだよ。余って困っているから、なんとかしてくれないか?」
「ええ、刷りすぎなんですか?。うーーん困っちゃったなあ。電車の中の優先席を増やせばいいんじゃないですか?」
「いやあ、車輌の半分が優先席じゃ、なんか具合が悪いだろう」
「そうですか。高齢化の時代だからいいんじゃないですか」
「それほどじゃないよ。違う方法を考えてくれよ」
「いいアイデアがありました。駅のホームの椅子に貼りましょう。ときどき、若い奴がふんぞり返ってますからね。あれはいけません」
「おお、なるほど。それいいじゃないか、齊藤君。ぜひ、それでやってくれ」
「わかりました。すぐにやります」
てな感じですか。
ううーん。
もう、優先席やめたら、と言いたいが、きっと増えるばかりなんだろう 。
それから、最近は駅のホームに警備員がいるようになった。
あれは、国の雇用対策の一環なのだろうか。
一億総活躍社会というのは、どうも一億、警備員社会のような気がしないでもない。